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あなたができる種との繋がり方

種と繋がるといういうと自分には遠く離れた世界に感じられる方も多いかもしれません。特に都会に住まれている方は土自体を見ることや種を見かけることも少ないかもしれません。だけど、少し意識してみると私たちの生活の礎となる衣食住の根源はすべて1粒の種から生まれたものです。普段身近にあるお米、大豆、コーヒー豆なども全て種。コットンやリネンの衣服、野菜、木材は全て一粒の種からできています。生産の部分で携わることが難しい環境にある方は、日々の暮らしの中で種からできている自然な食べ物や素材を選ぶことが大切です。可能ならばより質の良いものを購入することでより豊かな社会の循環を生むことができます。土に戻らない不自然なものを選ぶと燃やせるもの以外は最終的に行き場がなく、国内外で埋立てられているというのが現状です。その埋立てられたものを通った雨水は、また私たちの体を巡り海へ流れていくことを考えると、衣食住をベースとする暮らしで選ぶものがいかに自然環境と関わっているかを感じます。体外の自然を大切にする意識が、自分の体の中の自然を守ることにもなります。どうぞ自分ができる種との繋がり方を見つけてみてください。自分が、周りが、社会が、自然が変わるのをみんなで体感しましょう。

◯種どり野菜や加工品を購入する

 

在来種の野菜は旬が短いものが多く、成長も揃いません。そこで、多品目の在来種を栽培する農家は野菜セットという形で農業を営まれている方が多くいらっしゃいます。また、無駄にならないように加工品を作られている農家さんやカフェもあります。また、大手デパート内スーパー、ネットショップ、ふるさと納税などで購入することで農家は種を採り続けることができます。

◯農家にボランティアスタッフとしてお手伝いにいく

 

多品目で野菜を育てていると、その品種に合わせてそれぞれの機械を購入することは難しく、種をまくと小さな草を取ったり、間引き(野菜がぶつからないように抜いていくこと)、袋づめ、玉ねぎ、じゃがいもなどの収穫、田んぼの稲刈り、藁を広げる、など常に農作業があり、手の数が多ければ多いほど作業が進んでいくのが一次産業の仕事。全国でも援農という形で受け入れをしている農家さんもいらっしゃいます。ぜひ問合わせをしてみてください。スポーツジムに通うよりも自然に体も心も整う気がしています。私たちの農園でもボランティアスタッフを受け入れています。

◯伝統野菜を栽培する

 

ご自宅の庭などで伝統野菜の種で栽培してみてください。できた野菜を周りの方へあげたり友人や家族で食べることで伝統野菜を広めることになります。売れない品種の種は種苗会社が販売をやめてしまうので、多くの人が伝統野菜を知り育てることによって種は守られます。

おすすめの種苗店(オンラインショップ)

・野口のたね

・たねの森

◯寄付する

小さな個人事業や法人などの寄付した使用目的がはっきりとわかり、環境活動、教育活動などを行う団体に寄付することでサポートができます。日本ではまだそのような意識が低いのが現状ですが、大きな国の慈善団体や組織は、使用目的が不透明だったたり、その団体を維持するための雇用や給料、広告費になっているパターンも多いようです。広告が出せないような小さな団体こそ資金を必要としています。

私たちの農園では中古の小さな機械を安く譲ってもらいながら農業を営んでいますが、故障費用、古くなると部品がないなど様々な経費、資材、燃油費、大型冷蔵庫の電気代なども決して安くありません。

現在、解体現場などから出て廃材なども利用しながら自宅の改修を行っています。

今後その自宅と整備中の畑を中心に、より多くのお客様に農園に足を運んで頂き、伝統野菜の魅力、種の大切さをお伝えできるよう設備も整え活動を続けていきます。